Europa Universalis III (日本プレイ編)

というわけで、引き続きEU3の記事です。

欧州主体のゲームとはいえ、やっぱり日本人だから日本でも遊んでみてたよってことですね。
プロのライターさんが書いたおもしろい記事もあるので、こういうのに興味がある人にはおすすめデス。


日本での遊び方、というかロールプレイの方針はいろいろありまして。

(1)なるべく平和的に世界交易立国を目指す
(2)なるべく攻撃的に領土をガツガツ囲っていく
(3)鎖国し、寄せては返す欧州勢に1820年まで耐え忍ぶ

などなど。

光栄の信長の野望や三国志、あるいは、すばり蒼き狼シリーズに親しんだユーザーは(2)に浪漫を感じるかと思いますが、次に紹介するのは(1)でやってみた結果、です。




こちらは、1399年からスタートして、1768年ぐらいまで遊んだやつです。たしか。

開始年代的には、晩年の足利義満がゆるーい室町幕府から強力な統一国家の成立を志し、さらに世界に貿易を広げていくのを国是とした場合、って感じですね。
その路線でいった場合、明治維新の100年前までに、日本と世界はどのような変貌を遂げたのか。

後は、隠れ国策として、「欧州のやつらに早いもの勝ちなどと言わせて、他の文化圏を荒らされてなるものか」という戦略も組んでみることに。
まあ、交易圏を拡大しようと思うと、必然的に彼らとは衝突するので、そうなってしまいますが。

結局、第一次世界大戦も、大航海時代以降の植民地と交易圏の囲い込みの格差が発端の一つなので、シミュレーションゲームとして良くつくってあるよなあ、と感心します。

さて、やがて来る欧州勢と対等に渡り合うには、各種の技術を引き上げておかなければなりません。
ところが、このゲームの仕様上、技術を上げるには「西欧化」という手段をとるのが最も効率的で、そのためには、欧州勢と隣接するところに進出していかないといけないのです。

なんということでしょう!
東の最果ての日本からゲームを始めると、はるか西方のイスカンダルまでコスモクリーナーを手に入れにいかないといけないわけです。
もちろん、待っていれば彼らの方からやってきてくれますが、そんな状況になったら、技術格差を取り返すなんて、もう時既にお寿司、って感じです。

ぐぬぬ・・・(ーー;)

さらに。室町幕府は、徳川幕府と違い、地方に有力な豪族が割拠している不安定な状況。
まずは国内統一も急がれるわけで、欧州勢がアジアまで進出するのが先か、日本がイスカンダルwにむけて出発できるのが先か、時間との争いになるわけですね。


さて、そんな感じでプレイしてみた結果が、こちら。

スライド1

日本の再統一は15世紀中には成し遂げて、日本版大航海時代をスタートさせることができました。
でもって、西へ西へと進んでいくうちに、西アフリカで欧州文化と隣接して技術カテゴリーを変化させることができ、18世紀末のこの状況では、十分に対抗できる国になれました。

欧州勢のアジア進出阻止も、一時期同盟国だったフランスをのぞいて、ほぼ達成できています。
(この件は後ほど)

さて、国是として、侵略ではなくなるべく平和的な交易圏確保をねらって海外に進出していきましたが、当時の「無主の地」への植民や、後々の欧州勢との対決に備えて、防衛と経済の要所だけは直接統治できるように領地化したところもあります。
ただ、それも、「縛りプレー」をしていて、無理やり攻め込んだわけではなく、外交的に侮辱されたとか、周辺同盟国が攻撃されたとか、ちゃんと大義名分は整えてますけどね。
(ちなみに、このゲームでは「国家的悪名」というパラメータがあって、理由もなく戦争ばかりしていると「悪名」が高まり、世界中の国からヘイトを集めて袋叩きにあう、という仕様があります)。

しかし、こうやって眺めると、日本の対欧州防衛としては、マラッカ半島やインドネシア列島のラインがいかに重要か納得できるかも~。第二次世界大戦前、日本が南方南方といって進出していった理由は、資源だけじゃなくて地政学的な必然性もあったわけですかねえ。
地球の陸地の形がこうなっている以上、世界視野で何かの意思を実現しようとする限り、こういうところで他国の思惑とは衝突しちゃうわけだわな~。

この「防衛ライン」を完璧にするにはインドの先端やスリランカも確保した方がよいのですが、先にフランスに進出されたので、そのままになってますね。

それから、イランの辺りが日本の領地になっているのは、ティムール帝国を追い払ったから。
このゲームの仕様では、ティムールは「遊牧民族」に設定されていて、彼らの占領地を「植民」によって奪っていかないと、何年かに一回、必ず交戦状態になってしまうのです。

元々は、東南アジアの同盟国のいくつかが、ティムールにちょっかいかけられるようなところに進出して紛争起こしたために、同盟関係によって救援した方が良くなって、なし崩し的に交戦状態になった、という経緯なのですが。
あ~、集団的自衛権、恐るべしw
対欧州防衛連盟のはずが、ティムールと陸上戦争することになろうとは。同盟を広げる時は、敵も味方も分別のある国なのかどうか見極めないとダメですね(>_<)




さて、このような状態まで国力を引き上げるために、15世紀以降、西へ西へと進んでいったわけですが。

このゲーム、植民をするためには、自国領土から技術的に可能な距離までの間でしかできません。
ゆえに、飛び地を作りつくり、欧州を目指すわけです。

スライド2

で、アフリカ。
なるべく無主の地への植民を試みて、西へ西へと進んで飛び地を得ていますね。
紅海の奥から地中海を目指すルートもあるんですが、西へ冒険している年代では、イスラム諸侯の方が日本よりも強力なので、そちらは諦めてます。今回は、イスラム諸国と戦うのが目的じゃないですし。

で、念願の欧州勢とは、ナイジェリアの辺りで遂にコンタクト。
DOLでいうと、あー、この間、大海戦があったところあたりですかね。

ポルトガル、アクレイア(ヴェネツィア)、フランスがその辺に進出していました。
残念ながら沿岸部はすべて領有されていたので、通行許可の打診をして寄港の許可だけもらい、しばらく滞在。
ちょっと悪どかったですが、機会を見て、内陸の一部の地方を確保してしまいました。
うーーん、ここは、完全平和主義とはいえないので、後悔かな~。

確保した土地が完全に自国領土になるのに50年程度必要なので、そこはひたすら待ち。
そして、ようやく技術レベルを変化させる条件が整ったんですね。


「西欧化」までに、とりあえず、喜望峰とアフリカ東岸をこちらが確保できたのは良かったかと。
これにより、中継地点がなくなった欧州勢は、しばらくインド洋や太平洋には姿を現さないことに。
(ただ、相互通行許可を与えあっていたフランスだけは、日本の確保地を飛び地して、どんどん進出していきましたけどね)。


しかし、平和な時は100年ぐらいしか続かず、やがて技術レベルを上げた欧州勢は、航続距離を延ばして、喜望峰を回り込み、東アフリカの空き地や国家、島などにどんどん植民を始めます。
でもって、あろうことかそこを拠点にして、日本の同盟国に戦争しかけてくるんですねえ。

このーーー、そうまでして香辛料が欲しいのか、おまえらは~。

このゲームでは、戦争を終結させるには、ものすごく長く戦争が続いてどちらかの国が嫌になって休戦を申し入れるか(受け入れられないとダメですが)、有利に講和条約を結べるぐらいの「戦勝点」を稼がないとダメです。

でもって、相手の植民地を占領するぐらいでは、ぜんぜん戦勝点を稼げない。
相手国の領土そのものを占領しないとダメなのです。

そんなわけで、戦争を抑止したり、宣戦ふっかけてきた国を速攻で占領するために、結局は欧州に上陸して拠点を築かざるをえなくなります。
ぐぬぬ・・・(ーー;)

スライド3

西アフリカでの縁で、フランス、アクレイアと同盟関係を結べていたので、欧州大陸の政治も、その2国と協調し、その敵対国と争う、という構図に。

で、その2国の敵国といえば、カスティリヤ、イングランド、オーストリア、といった、手ごわい奴らばかり(ーー゛)

この世界では日本と組んだフランスが欧州勢の中では東方貿易を独占していたこともあり、まあ頼りにはなりますが、海軍力は実は大したことなくて。スペインの無敵艦隊&イングランド海賊海軍と日本が大西洋と北海の制海権を争うという凄いことに。

で、結果、勝てました。
カステイリヤとイングランドは、敗北を重ね、地方を独立させる条約に調印させられたりして、分裂状態となりました。

日本は、なぜかイングランド領土になっていたブレーメンとスカンジナビア半島の先端を確保して、陸上拠点に。
中継地点として、イベリア半島で独立したレオンに通行許可を得てますね。

ただ、同盟国のアクレイア(ヴェネツィア)は、大国オーストリアの攻撃を一手に引き受けて敗北。領土を失ってしまってます。フランスはオーストリアと隣接してなくて、陸上での戦いまで発展しなかったようです。

日本はその後、戦争抑止力のために、ブレーメンやフランス、レオンなんかに、常備軍を駐留させることになったわけですが。
いやー。なんですか、これが世界の警察ってやつですか?
よくアメリカやってられますね、この役目、って感じです。
自国の経済圏と文化圏を護るためとはいえ、かなりのコスト高だった記憶が。
でもって、オーストリアその他の陸上の大軍と渡り合うほどの力はないので、ここで膠着状態です。


さて、東への拡大を日本とイスラムに遮られた欧州勢は、西へ向かったわけですが。

スライド4

南米では、ポルトガル、フレミッシュ(ベルギー)、オランダなんかが優勢ですね。
まあ、イングランドもカスティリヤも叩き潰されちゃったからねえ。
後は、ちゃっかりとフランスが一部領有してますね。


でもって、北米では・・・・・・。
スライド5

中南米は、やっぱりフレミッシュ(ベルギー)が一大勢力に。この世界ではオランダの代わりにベルギーが頑張ったみたいですね。

北米大陸は、ハワイから上陸した日本の開拓団が、どんどん東へ進んで、こんなことに!
いや、もちろん、無主の地だったので、領有を宣言して進んだだけで、先住民を虐待なんかしてませんよ?

むしろ、ヒューロンとか元々勢力をもっていたところは、欧州勢が先んじて滅ぼしちゃってます。
うーむ、ペルー、インカ、アステカを始め、北米中南米の文化圏を救うには間に合わんかった。
いや、アジア・インドを優先して欧州勢をとおせんぼしたせいで、こちらへの侵攻が早まったのかもしれないから、責任がないとはいえないか。(T_T)

で、本来のアメリカ合衆国は、イングランドの領土が東側にちょこっとしかなかったので、そこだけで独立宣言。

あと、驚きは、欧州で領土を失ったはずのアクレイア(ヴェネツィア)、なんと、北米で拠点築いてました。
おおーーーしぶとい。

このゲーム、領有している土地を、友邦国として分離独立させることができるので、日本も北米を分割して独立させる選択肢があるのですが、もしかしたらその後は、旧ヴェネツィア勢主導で日本が後ろ盾の、「新アメリカ合衆国」ができるかもしれないですねえ。
イタリアンマフィアがむしろ表の世界の主役になったりしてw


さてさてこちらのプレーは、欧州が膠着状態、アメリカは友好国のアクレイアと隣接、といった状況になったので、ここで手仕舞いしていたはず。(中国大陸にはまったくノータッチなので、こちらはいつものように清と呉が明を圧迫している状況)。

しかし、やっぱり人間が陸地で歩いて生活する生き物である以上、陸地を囲む制海権を入手できるかどうかは非常に重要ですねえ。航空機の時代にはなりましたが、航空機って、どこかに着陸しないといけないわけで。
その点、船は、整備は必要ですけど、それなりの期間、海に浮いてられますからね。
食料調達の問題がなければ、ずーーーと沈んだままでいられる原子力潜水艦は最強ですわー。

アメリカの今の覇権は、全ての海域に基地をもっていて、制海権を確保していることにありますわな。
でもって、その覇権は二つの世界大戦に起因していて、その原因も、また、そもそも合衆国の成立自体も、欧州勢による大航海時代の産物なわけで。

そういえば、大航海時代の発端は、聖地回復(と東方貿易のため)の友邦国探しが一因でした。
(例のプレステアン・ジョンの国ね)

そういう宗教的盲信(・・・と、食欲?)による蛮勇、というか、動機がなかったイスラムやアジア諸国、アメリカ大陸の文化圏が、制海権確保について西欧勢に出し抜かれてしまったのが、我々の住んでいる世界なんですなあ。

「いわゆるイスラム国」問題なんかも、そういうのの裏返しかもしれないですわ。
どんな怖ろしいことでも乗り越えちゃうからね。
宗教、というか、信念、っていうか、思い込み?って、他の価値観の人からすると恐怖ですわ。話も通じないし。

食欲は・・・・・・まあ、本能だしね。食べ物の恨みは怖ろしいです。はい。


さてさて、なんてことをあらためて実感させられる、ハードですけどやりごたえのあるゲームでした。
久々に起動して、上記の日本プレイの最後の50年間ぐらい終わらせてみるかな~。

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コメント

非公開コメント

NoTitle

へー!
こんな凄いゲームがあったとは知りませんでした!(*≧∀≦*)
記事見てたらこれまたエライ胸熱なプレイしてますね~w(*ノ▽ノ)

やあ♪だーのさん

コアな人しか遊ばなさそうなゲームですから、英語で作って世界にむけて販売しないと元が取れないんでしょうねえ。
そういえば、大航海時代の英語版って、今どれぐらいのユーザー数なんでしょうか。
それなりに遊ばれてるといいんですけどね。

すごい楽しそうなゲームですねヽ(*´▽)ノ♪
日本も大航海時代に頑張って欲しかった❗
ヨーロッパ進出とかおしゃれ過ぎます😍

やあ♪ぶーちゃさん

気分が黒い時には、この欧州の蛮人どもめ!もっとバリバリに侵略してやろうか!!
という誘惑に駆られる、自制心が試されるゲームですw

NoTitle

2回目投稿失礼しますw
おすすめの4gemeの記事を全部見ましたw
いやー凄かった!(*≧∀≦*)
琉球王国やオスマンプレイの熱いことw
面白かったですよ🎵(*´ω`*)
あの記事見てからパパチチの記事見たら
パパチチさんの徹底した戦略に敬意を表します!(ノ´∀`*)

やあ♪ダーノさん

楽しんでいただけたなら良かったです(^^)
わりと人を選ぶゲームなので、世界規模で販売して元が取れるかっていう感じなんでしょうねえ。
コーエイにはやっぱり作れなかったかも(>_<)
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