パパチチ航海誌:逃避行

「パパチチ、官報で例の海賊がトップになってますね」

 タカイドが知らせてくれたのは、賞金首増加額ランキングのことだ。
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(公開情報なのでキャラ名はそのまま載せてます)

「あーー、こんなに大活躍してたわけだ。増額に貢献しちゃったけど、いっそ清々しいな」
「ま、終わったことはしょうがないですからね」

 そう、ジャカルタ防衛戦の前、中型快速船として沙船を入手するために中華に向かう途中、この海賊が脅威として立ちはだかったのだった。





 先のベルゲン防衛戦で工作構築用の中型船の必要を痛感したため、自分の熟練度と相談して沙船を購入して強化することに決めた。ただ、沙船は中華の港でしか手に入らない。
 そこで、どうせ東アジアに回航するならと、たまっていたアフリカ関係の地図を消化しながらインドへ向かい、そこで南蛮貿易のための積込みを行う、という航海計画を立てたのだ。

 その航海は、アフリカ大陸を回ってカリカットに着くまでは順調だった。

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 地図発見や。

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 適度な陸戦。

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 立ち寄ったアデンで商会メンバーから沙船強化部品を破格の値段で譲ってもらったりとか。


だが、好事魔多し、それはカリカット出港後のこと。
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見事に不意を突かれて海賊の強襲を受けてしまった。

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ダース・ベイダーの強襲です!
ダース・ベイダーが重量砲撃スキルを発動しました
ダース・ベイダーが急加速スキルを発動しました
急加速スキルを発動しました
ダース・ベイダーが直撃阻止スキルを発動しました
パパチチ>おお
パパチチ>油断したw

甲板戦に突入する用意ができました
ダース・ベイダー>コーホ―
ダース・ベイダーにより、タカイドが拿捕されました!
このまま進みますと、戦闘から撤退となります
シィアグウが戦闘から撤退しました
シィアグウの追従が解除されました
戦闘から撤退します
全船が戦場を離れました


ダース・ベイダー>コーホ―。。。鼻汁
パパチチ>^^;

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仕入れはマスリバタムの予定だったので積荷は奪われなかったが、タカイドには船部品調達用にそこそこの現金を持たせていたので、1,200万ドゥーカートほどの被害額となった。

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(後に確認した賞金首情報より)


「まあ、アデンで格安に譲ってもらった提督居室4つ分で十分得してるけど・・・・・・」

と、強がってはみても、経済的な損得よりは、やはり精神的なダメージが大きい。
そこからは、気を引き締めて航海を続行した。





その後、マスリバタムに寄港し、硝石を満載にして倉庫のあるマニラを目指して数日。

補給で立ち寄った港で、副官のエマが不穏な噂を聞きつけてきた。

「船長、どうも、あの海賊も移動してきているみたいですね」
「マジで?」

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・・・・・・いるな。確かに。インド洋から東南アジア方面へ移動してきているようだ。

さーて、どうしたものか。南蛮優遇のクジラ丸に乗り換えるためには、どうしてもマニラには寄港したい。
問題は奴の進路だが・・・・・・。

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南蛮貿易帰りの商船隊を狙うために狩り場を移すつもりなら、進路1をとってジャカルタ近海で遊弋するだろう。
これが一番可能性が高い。
だが、もしかすると香辛料取引の商船隊を待ち伏せするつもりかもしれない。
その場合は進路2だ。

海域移動時の情報収集によれば、ロンスクに乗り換えた自分達の方が多少は先行しているのは間違いない。
だが、列島を南周りしている自分達がジャカルタから北上すると、奴にばったり遭遇する可能性はある。
また、この海域は途中の島が微妙に邪魔をしていて、マニラまでの直進航路を一発で決められないかもしれない。「直進番長」のロンスクではわずかな旋回でも命取りだ。
最悪、ジャカルタに逃げ込んでしまうと、奴が居座っている限り、危険海域の中で身動きがとれなくなってしまう。

ならば、このまま列島南を加速して東にむかい、さらに差を広げた上で、一発旋回でマニラ近くまで直進できる可能性のあるロンボク海峡ルートをとるべし。

「そのルートだと、海賊島のホロ横を抜けますし、他の海賊に遭遇するリスクも高まります」
「まあね。とはいえ、今は確実に暗黒卿が目に見える脅威だし、他の海賊と広域連携しているような様子もない。万が一偶然にも他の海賊に出くわしたら・・・・・・その時はいさぎよく諦めて、近くのバリ島とかでバカンスだなあ」
「・・・・・・それも悪くないなあ、みたいな顔をしないでください」

あきれ顔のエマだったが、それでもテキパキとタカイドとシィアグウに連絡ボートを出し、さらに副官船に乗り換えて、艦隊行動の準備を整えてくれた。





中部インド洋⇒ジャワ島南方沖と進む。
こまめに情報収集するも、海賊の情報は入ってこない。
やはり奴は列島の北周りのようだ。

「よし、ここで旋回だ!一発で決めろ!!!」

ロンボク海峡のバリ島とロンボク島の間を抜け、マニラまで直進するルート。
操船士達は、十分に期待に応えてくれた。

ロングスクーナーと僚艦達は、ほとんど速度を落とすことなく、ジャワ海とセレベス海を北上していく。

「ホロの西を通ります。セレベス海には、海賊船は見あたらないようですね」

暗黒卿がどのような航路をとったのかは明らかではないが、とりあえず遭遇せずには済んだわけだ。

翌日、我が商船隊は無事にマニラに入港することができた。
マニラから北上すれば、すぐに安全海域となっている東アジア西部。

ようやく、自分や仲間たちの緊張もとけ、その晩はぐっすりと眠ることができた。






「パパチチ~」

安眠しすぎて寝坊したところに、シィアグウが騒がしくやってくる。

「パパチチ、いるよ」
「何が?」
「暗黒卿」

「マジで?」

慌てて飛び起きると、見晴らしのいい場所から望遠鏡で港の沖を確認する。

・・・・・・いる。たしかに。
・・・・・・なんで??

セレベス海のマニラの前で待ち伏せするより、ジャワ海ジャカルタを起点にした方が、海域の構造からいっても海賊には有利な狩り場なはずなのに!!
・・・・・・いや、実際のところは海賊に聴いてみないとわからないが、しかしまさかここでまた再会することになるとはねえ。


その後、シィアグウに哨戒させてみると。

船が出港する前は姿を消し、出港後しばらくすると出現して後をつけてくる。
こちらがマニラに入港すると、また姿を消す。

うーーむ。ロンスクにせよ、くじら丸にせよ、出足は遅い。
出れば、即追いつかれてしまうだろう。


「どうします?また超自然の力に頼りますか?」
タカイドは何時も冷静で助かる。

「そうだなあ・・・・・・」

積荷を積んだままで海賊を回避する、超自然的な手段といえば。

別の並行世界に滑り込んでしまうクロスワールド
武装商船隊と回航する@web回航
何故か凶悪な海賊が襲ってこない青い旗
(洋上から港へもどるなら、先日の天馬の羽根も)

などがある。
特に、青い旗はしばらく艦隊を守護してくれていたおなじみの手段なのだが、今はついていない。

「うーーん、今はダメみたいだな。どれも」
「ダメですか」
「うん、なんだか、めんどくさい、いやだ、このままいけ、という中の人の気配を感じる」
(中の人注:3アカ分ログアウトとログイン繰り返して艦隊再編するのめんどいですからね)


しかたない、あの手でいくか。

「おーーい、シィアグウ」
「ん?」
「君の船に、1種類1樽ずつで9種類ずつ、魚を積んでくれるかね」
「さかな?」
「そう。それから、万が一の時のために現金は100万D渡せるぐらいは持っておくと良いかな」
「ジトーーーー。まさか、私をおとりにするつもりじゃ」
「いや、先行偵察隊として、船足を軽くして先に出てほしいわけだが」
「だーかーらーーーーーそれが囮でしょ!オ・ト・リ。イタリア語でいうとEsca、エサでしょう!!」

「・・・・・・先日、椅子を振り回して自分に大打撲を与えたのはだれだったかな?」
「うっ」
「まあまあ。それにだ。そういえば、カリフォルニアの酒場でジュスティーヌからこんな話を聞いたぞ」
「え?」
「彼女達が西部に向かっている途中で山賊に夜襲されたらしいんだが、彼女が松明をもって馬でそいつらを撹乱して幌馬車隊から引き離したんだそうだ」
「あら」
「いくつか好きなマジックアイテムも持っていっていいから。お願い!」
「しょうがないにゃあ。いいよ」





シィアグウも、積載量が小さい自分の船が一番囮にふさわしいとはわかっているわけで、まあ役割分担のやりとりはいつもの戯れのようなものではある。

「とはいえ、彼女、ああ見えて勇敢ですから、足止め役をきっちり果たして拿捕されると思いますよ」
「まあねえ。とりあえずカリカット沖で襲われた時も暗黒卿は紳士だったし、お土産に身代金分のお金も持たせたから。魚の樽ばっかりでも暴れるようなことはないだろう」
「紳士・・・・・・。海賊行為とコーホーと鼻汁でしたが」
「・・・・・・いや、今どき、暴言を使わないだけでも、立派なジェントルマンさ。よし、出港準備!」





先に、シィアグウが出港する。

船は、あえてゆっくり走らせた。
暗黒郷がいるなら、発見してもらわないと困るし、追いついてもらわないと困る。

やがてみえる、奴の船影。

「来た来た!砲撃されると船が壊れちゃうから、適当なところで停船するよ!」

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ダース・ベイダーの強襲です!
ダース・ベイダーが重量砲撃スキルを発動しました
ダース・ベイダーが直撃阻止スキルを発動しました
甲板戦に突入する用意ができました
バイオリンの耐久度が下がりました!
敵船員の妨害で突入できませんでした!
敵船員の妨害で突入できませんでした!
敵船ダース・ベイダーに拿捕されてしまいました!
交易品ソウダカツオを1樽奪われました!
食料を137奪われました!
金貨を1302883㌦奪われました!
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「あいたーーーバイオリンの耐久度がさがっちゃったかあ。ま、パパチチに請求すればいいか。後は澳門でこっちの船のみんなに御馳走ふるまってもらわないと!」

暗黒郷の船に魚と身代金を運ばせたボートを回収し、シィアグウはサバサバと船の損害状況と、怪我をした船員がいないかどうか確認の指示を出す。





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「無事に安全海域まで逃げ込めましたけど、シィアグウさんは大丈夫だったでしょうか」

副官船から連絡のためにこちらに移ってきたエマが心配そうにつぶやいた。

「不測の事態があったら、合図を打ち上げることにしてあったし。まあ、天馬の羽根も持たせておいたから」

とはいえ、やっぱり何ものも犠牲にせずに脱出できるのが最高なわけだから、手放しで喜べる逃避行じゃあなかったよなあ。
タカイドやシィアグウ、ジーシャンシーなどが、足が早くて積載量の多い大型艦を操船できるようになれば、自分が囮になれるんだが。


まあ、要するに、まだまだ自分達はこれからだ、ってことだ。
やることがたくさんあって、飽きないよねえ。





その後、無事に澳門でシィアグウとも合流し、沙船も入手。
それぞれで南蛮回しを行った後、安全策をとって、東回りで欧州に帰還した。

バイオリンはともかく、三日三晩の宴会は高くついたが、犠牲者がでなかったのは何よりだったな。
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コメント

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No title

こんばんは^^
あらま、結構な被害額が出てますね;;
精神的なダメージの大きさっていうのは、
何となく分かります。お金云々じゃないんですよね。
ノコリも悔しくて眠れない日があったなぁ・・・
by 沙船ゲットおめでとうございますの航海者

やあ♪のこりん

そーなんですよ。
別に卑怯な手段で襲われる訳じゃなくて油断しているせいなんで、余計に落ち込むという
まあ、修行になって良いですね(^^;;

NoTitle

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ダース・ベイダーのテーマより
お邪魔しました。

やあ♪暗黒郷

電話の着信音みたいに登録したユーザーが近づいてきたら設定したBGMが鳴り出すとかいう機能があったら面白いですのにな~。
それに、隠者っぽいフード付きの服があればジェダイの騎士っぽいコスプレになるからもっと面白いのにねえ。
あ、でもパパチチさんは酒場でビクビクしてる異星人タイプかもしれないw
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